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転職コラム2026/6/5

20代後半のIT転職、遅くない理由と始め方

「もう25歳を過ぎたから遅い?」と感じているあなたへ。20代後半からのIT転職は、むしろ社会人経験がある分だけ有利に働く場面が多くあります。インフラエンジニアをはじめ未経験から入りやすいルートを、具体的なステップとともにわかりやすく解説します。

IT業界への転職を考えたとき、「もう年齢的に遅いかも」と感じた経験はありませんか。

25歳、27歳、29歳——そのどれもが、IT業界のエンジニアとして十分にスタートを切れるタイミングです。今回は、なぜ20代後半からでも遅くないのかをしっかりひも解きながら、未経験からでも入りやすい職種や、実際の進め方をお伝えします。

「何から手をつければいいかわからない」という方も、この記事を読み終えるころには、自分なりの一歩が見えてくるはずです。


IT業界が「若ければ若いほどいい」は誤解

転職市場でよく聞かれるのが、「エンジニアは22〜23歳くらいで入らないと厳しい」という話です。でもこれは、必ずしも正確ではありません。

現場が本当に求めているのは「伸びしろ」と「姿勢」

IT企業の採用担当者が20代後半の未経験者に期待するのは、完成されたスキルではなく、仕事に向き合う姿勢と地頭のよさです。

社会人経験が2〜3年あると、ビジネスマナーや報連相の基本が身についています。これはITの現場でも地味に重要で、「コミュニケーションが取りやすい」と評価されることも少なくありません。

22歳で入社したての新卒よりも、職場経験を積んだ25歳以上の転職者のほうが「即戦力に近い」と感じる現場も多いのです。

未経験採用枠は20代後半まで広く開いている

IT企業の求人を見ると、「未経験歓迎・25歳〜29歳」と明示しているものは珍しくありません。むしろ、30代以降と比べると20代後半はまだまだ「若手枠」として扱われます。

業界全体でエンジニア不足が続いているため、「育てる前提で採用する」企業が増えています。年齢よりも、学ぶ意欲があるかどうかが判断軸になっている職場が多いのが実情です。


未経験から入りやすい職種はここから始めるのがおすすめ

ITとひとことで言っても、職種はさまざまです。まずは「未経験でもチャレンジしやすい入り口」を知っておくと、方向性が決めやすくなります。

インフラエンジニアは特に未経験に開かれている

インフラエンジニアとは、サーバーやネットワークなど、ITシステムの土台部分を作り・守る仕事です。コードをゼロから書くプログラマーと比べると、最初のハードルが低めで、段階的に知識を積み上げやすいのが特徴です。

未経験者がよく入る入り口として、こんなステップがあります。

  • 監視・運用オペレーター:システムの稼働状況を監視し、異常があれば対応する。マニュアルが整備されていることが多く、ゼロスタートでも入りやすい
  • ネットワーク・サーバー構築サポート:先輩エンジニアのサポートをしながら現場を学ぶ。手を動かしながら覚えられる
  • ヘルプデスク・テクニカルサポート:ユーザーからの問い合わせに対応しながらITの基礎知識を身につける

どれも「最初から全部できる人を採りたい」というより、「一緒に育てていきたい」という姿勢の企業が多い職種です。

開発系ならテスター・QAエンジニアも選択肢のひとつ

ソフトウェアのテスト(動作確認・不具合検証)を担うテスターは、プログラミング未経験でも就ける仕事です。テストを通じてシステムの仕組みを覚えながら、少しずつ開発の知識も身につけられます。

将来的に開発エンジニアを目指したい場合の、踏み台としての入り方としても有効です。


20代後半が転職活動で意識すべきこと

いざ動き出すとき、「ただ求人に応募するだけ」では思うような結果が出にくいことがあります。20代後半のIT転職で意識しておきたい点を整理します。

「なぜIT?なぜ今?」を言葉にしておく

面接で必ずと言っていいほど聞かれるのが、「なぜ未経験からITを目指したのか」という質問です。ここで大切なのは、きれいな建前より、自分のリアルな動機を話せること。

「給料を上げたかった」「手に職をつけたかった」——そういった正直な気持ちも、そこに「ITに興味を持ったきっかけ」が加わると、一気に説得力が増します。

「スマートフォンの設定を周りに頼まれることが多く、自分がIT関連の作業を苦に感じないと気づいた」「前職でシステムのトラブル対応を任されるうちに、仕組みを知りたくなった」——こういった実体験に根ざした動機が一番伝わります。

資格・学習の「途中経過」も評価される

「資格がないと応募できないのでは」と思う方も多いですが、完全に取得してからでなくてもOKな場合がほとんどです。

たとえばネットワーク系の資格を勉強中であれば、「現在○○の資格取得に向けて勉強しています」と添えるだけでも、学ぶ意欲の証明になります。

目安として、インフラ系ならITパスポートや基本情報技術者、ネットワーク系の入門資格などが最初の一歩として取り組みやすいとされています。

転職エージェントをうまく使う

IT職種の転職は、業界の事情をよく知るエージェント(転職支援の専門家)を活用することで、求人探しから書類の書き方まで一気に効率が上がります。

未経験・20代向けの転職支援に力を入れているサービスを選ぶと、的外れな求人を紹介されるリスクが減ります。複数のサービスに登録して比較するのが、遠回りのようで実は近道です。


自分で学習を進めるなら、どこから始める?

「転職活動と並行して勉強したい」「まず自力で試してみたい」という方向けに、独学でのスタートラインをご紹介します。

インフラ系の基礎はネットで無料から始められる

ネットワークやサーバーの基本的な知識は、無料のテキストサイトや動画で学べます。まずは「IPアドレスとは何か」「サーバーとクライアントの関係」など、ごく基礎的な概念から理解していくのがおすすめです。

焦らず、1日15〜30分の積み上げが長続きのコツ。毎日続けることで、1か月後には別人のように語れる言葉が増えていきます。

プログラミングは「触ってみる」段階から

開発系を目指すなら、まずは無料のプログラミング学習サービスでPythonやJavaScriptなど入門しやすい言語を試してみましょう。「自分が書いたコードが動いた」という体験が、その後の学習への意欲につながります。

スクールへの入学を検討する場合は、受講後のサポート内容(就職支援があるかどうか) をかならず確認してください。費用が高いからといって就職率が保証されるわけではありません。


転職を焦らず進めるための心構え

「早く決めなきゃ」という焦りが、かえって判断を狂わせることがあります。20代後半はまだ時間の余裕があります。じっくり選ぶことが大切です。

最初の職場が「すべて」じゃない

IT業界は転職が比較的活発で、2〜3年経験を積んだあとにキャリアアップする流れが一般的です。最初の会社で完璧な環境を求めすぎず、「まず現場を経験する」という視点で選ぶと、選択肢が広がります。

「この会社で定年まで」ではなく、「ここで基礎を作って次につなげる」という発想に切り替えると、気持ちが楽になります。

身近な人の反応に引っ張られすぎない

「IT?理系じゃないのに大丈夫?」「未経験はきつくない?」——まわりからこういった声をかけられることもあるかもしれません。でも、実際に現場を経験した人の声と、外側から想像して言う声は全然ちがいます。

自分で情報を取りに行き、自分で判断する。その姿勢が、転職成功の一番の土台です。


よくある質問(FAQ)

Q. 文系・理系関係なく入れますか?

はい、IT職種は文系出身の方も多く活躍しています。特にインフラ系の運用・監視やヘルプデスクは、文系・理系問わず採用される職種です。コミュニケーション能力や丁寧さが評価されるポジションもあり、理系の知識がなくても十分に活躍できます。

Q. 勉強しながら転職活動を同時進行できますか?

できます。むしろ「勉強中です」という姿勢を面接でポジティブに伝えることで、学ぶ意欲のアピールになります。資格取得が完了してから動こうとすると、時間がかかりすぎてしまうこともあるため、学習と求人探しは同時進行がおすすめです。

Q. 転職活動はどのくらいの期間を見ておけばいいですか?

一般的には、準備から内定まで3〜6か月程度を見ておくと余裕を持って進められます。在職中に活動する場合は、1日の時間を決めて無理なく継続することが大切です。焦って決めた転職より、じっくり選んだ転職のほうが入社後の満足度が高くなる傾向があります。

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