ITコンサル・PMって何をする仕事?
「ITコンサルやPMって名前はよく聞くけど、実際何をする仕事なの?」と思っていませんか。この記事では、未経験から目指す20代に向けて、仕事内容・1日の流れ・向いている人・キャリアパスまでわかりやすく解説します。
ITコンサルやPM(プロジェクトマネージャー)という言葉、ニュースや求人情報でよく見かけますよね。
でも「実際のところ何をしている人なの?」「未経験の自分でも目指せるの?」と感じている方も多いはずです。
この記事では、そんなもやもやをすっきりさせるために、2つの職種をまとめてわかりやすく説明していきます。
仕事内容
ITコンサルタントとは
ITコンサルタントとは、企業が抱えるさまざまな課題に対して、ITの力を使って解決策を提案する仕事です。
たとえば、こんな場面で活躍します。
- 「業務に時間がかかりすぎているので、システムで自動化したい」
- 「古い社内システムを新しいものに切り替えたい」
- 「デジタルを活用して売り上げを伸ばしたい」
こうした依頼に対して、現状を丁寧にヒアリングし、どんな仕組みを導入すれば問題が解決できるかを考え、提案します。
ITの技術そのものを作るというよりも、「どう使うか」を一緒に考えるのが中心的な役割です。
PM(プロジェクトマネージャー)とは
PMは、システム開発や業務改善などのプロジェクトを、計画どおりに進めるための取りまとめ役です。
プロジェクトには、エンジニア・デザイナー・営業担当・お客さまなど、さまざまな人が関わります。その中で、
- スケジュールを管理する
- 各チームの進捗(しんちょく)を確認する
- 問題が起きたときに対応策を考える
- お客さまとの認識を合わせる
といった調整業務を担います。
「みんながスムーズに動けるようにする人」とイメージすると、わかりやすいかもしれません。
ITコンサルとPMの関係
この2つの職種は、実際の現場では重なり合うことも多いです。
ITコンサルタントがお客さまに提案した後、そのまま実行フェーズのPMも兼ねるケースがあります。また、小規模な会社では最初から兼務していることも珍しくありません。
「提案→実行→完成」という流れを両側から支える仕事、とまとめると伝わりやすいでしょう。
1日の流れ(例)
ここでは、ITコンサル・PMとして働く1日の例をご紹介します。担当プロジェクトの状況によって変わりますが、目安としてイメージしてみてください。
午前
- チームメンバーと朝の短い確認会(その日のタスクや困っていることを共有)
- お客さまへの提案資料を作成
- メール・チャットの返信・確認
昼
- チームや取引先とのランチを兼ねた情報交換(カジュアルな打ち合わせになることも)
午後
- お客さまの会社に訪問し、ヒアリングや進捗報告の打ち合わせ
- 開発チームとの調整会議
- 議事録の作成・社内共有
- 翌日の準備・スケジュール確認
在宅勤務(リモートワーク)を取り入れている職場も増えており、オンラインでの打ち合わせが中心になることもあります。
向いている人
人と話すのが好きな人
ITコンサル・PMの仕事の多くは「コミュニケーション」で成り立っています。
お客さまの話をじっくり聞き、「本当に困っていること」を引き出す力が求められます。聞き上手で、相手の立場に立って考えられる人は、この仕事で力を発揮しやすいです。
段取りを組むのが得意な人
「何をいつまでにやるか」を整理し、関係者に伝えていく役割があります。
学生時代にサークルのイベントを仕切った経験や、アルバイトで店のシフトを調整していた経験なども、十分に活かせます。計画を立てて動くのが好きな人は向いています。
「なぜ?」と考えるのが好きな人
コンサルタントという仕事は、表面に見えている問題の「根っこ」を探ることが大切です。
「なぜうまくいっていないのか」「どこが本当のボトルネック(詰まりの原因)なのか」を掘り下げて考えるのが好きな人は、成長が早い傾向があります。
変化を楽しめる人
携わるプロジェクトは案件ごとに異なり、業種も多様です。同じ仕事の繰り返しが少なく、毎回新しい環境や課題に向き合います。「飽きっぽい自分でも長続きできそう」という声もよく聞かれます。
未経験から目指すには
IT知識がゼロでも大丈夫?
「ITの仕事なのに、プログラミングができなくて大丈夫?」という不安はよくあります。
結論から言えば、特に入り口となるポジションでは、プログラミングの深い知識よりも、コミュニケーション力・論理的な思考力・資料をまとめる力が重視されることが多いです。
もちろんITへの興味関心は必要ですが、「ゼロから学ぶ意欲があるかどうか」を見る企業は多くあります。
まず身につけておきたいこと
未経験から挑戦するうえで、事前に準備しておくと有利なことをいくつか挙げます。
-
ITの基本知識を広く学ぶ
「クラウド(インターネット上でデータを管理する仕組み)」「アジャイル(短いサイクルで開発を進める手法)」など、よく出てくる用語に慣れておくと、面接でも話しやすくなります。 -
Excelや資料作成のスキル
提案書・議事録・スケジュール表など、日常的に資料を作ります。基本的なパソコン操作に慣れておくことは大切です。 -
論理的に話す・書く練習
「何のために」「どうなっているか」「だからどうすべきか」という流れで考え、伝えられると強みになります。
資格は必要?
必須ではありませんが、ITパスポートや基本情報技術者試験といった資格は、IT知識の基礎を証明できるうえ、勉強を通じて業界用語にも慣れられるので、取り組んでみる価値があります。
また、プロジェクト管理の国際的な資格なども、転職後にキャリアを積んでいく中で取得を目指す人も多くいます。
どんな会社を目指すか
未経験から入りやすい会社の傾向として、次のような特徴があります。
- 「未経験歓迎」と明示している中小規模のITコンサル会社
- SIer(システムインテグレーター、システムの設計・開発を一括して担う会社)の社内SE・PMアシスタントポジション
- IT系のカスタマーサポートや営業から、社内でPMにステップアップできる環境がある会社
最初から大手を狙うよりも、経験を積める環境を重視すると、着実にスキルが積み上がります。
キャリアパス
PMアシスタント → PM → シニアPM
未経験で入社した場合、最初はPMをサポートするアシスタントとしてスタートするケースが多いです。
議事録の作成・スケジュールの管理補助・データ整理などから始まり、徐々に担当範囲が広がっていきます。
経験を重ねると、小〜中規模なプロジェクトのPMとして独り立ちし、さらに複数プロジェクトを統括するシニアPMやプログラムマネージャーへとステップアップしていく道があります。
ITコンサルタントとしての道
コンサルタントとしては、アナリスト(分析・資料作成担当)からスタートし、コンサルタント → シニアコンサルタント → マネージャー → パートナー(経営層に近い立場)というように段階的に上を目指していきます。
ひとつの会社で経験を積むだけでなく、複数の業界を渡り歩くキャリアも一般的です。金融・小売・医療・製造など、幅広い業界のプロジェクトに携わることで、専門性の幅が広がります。
ITコンサル・PMから広がる選択肢
この仕事を通じて培ったスキルは、さまざまな方向に活かせます。
-
事業会社の社内PMや情報システム部門
自社内のシステム刷新やDX(デジタル化)推進を担うポジションへ転身するケースは多いです。 -
プロダクトマネージャー
アプリやWebサービスの企画・開発を担うポジションです。PM経験者からの転換が増えています。 -
起業・独立
フリーランスのPMやコンサルタントとして独立する人もいます。
どの方向に進むにしても、「人と一緒に課題を解決してきた経験」は大きな財産になります。
よくある質問
Q. 文系出身でも目指せますか?
はい、目指せます。ITコンサル・PMの仕事は、技術者というよりも「橋渡し役」としての側面が強いです。コミュニケーション・整理・調整といった力は、文系出身の方でも十分に発揮できます。実際に文系出身のITコンサルやPMは多く活躍しています。
Q. 残業や働き方はどうですか?
プロジェクトの山場(リリース直前など)は忙しくなることもありますが、普段のペースは職場によってさまざまです。最近はリモートワークや柔軟な勤務形態を取り入れている会社も増えており、ライフスタイルに合わせた働き方を選びやすくなっています。
Q. 転職エージェントを使った方がいいですか?
未経験からの転職であれば、担当者にキャリア相談ができる転職エージェント(就職サポートサービス)の活用はおすすめです。「どんな会社が自分に合うか」を一緒に考えてもらえるため、応募先を絞りやすくなります。
Q. どんな経験があると転職活動で話しやすいですか?
アルバイトやサークルでも、「複数人を巻き込んで何かを進めた経験」「問題を発見して改善した経験」があれば、十分にアピール材料になります。肩書きより「何をしたか・何を工夫したか」を整理しておきましょう。
ITコンサル・PMという仕事は、技術の深さより「人と一緒に考え、動かす力」が問われる仕事です。
「未経験だから難しいかな」と感じていた方も、自分の強みが活きる道がきっと見つかるはずです。まずは一歩、動き出してみてください。
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