SE・PGって何をする仕事?未経験から目指せる
「SE・PGってどんな仕事?」「未経験でもなれる?」そんな疑問にやさしく答えます。仕事内容から1日の流れ、未経験からの入り方、その先のキャリアまでをまるごと解説。ITエンジニアに興味がある20代・未経験の方はぜひ読んでみてください。
IT業界に興味はあるけど、「SE」「PG」という言葉の意味がよくわからない、という方は少なくありません。 なんとなく「パソコンに向かって難しいことをしている人たち」というイメージはあっても、実際に何をしているのかはぼんやりしたままのことが多いです。
この記事では、SE・PGの仕事をできるだけわかりやすく紐解いていきます。 未経験から目指せるのか、どんな人が向いているのか、入ってからどう成長できるのか——そのあたりをまとめて見ていきましょう。
仕事内容
SE(システムエンジニア)とは
SE(システムエンジニア)は、システムやソフトウェアを「どう作るか」を設計する仕事です。
たとえば、「お客さんが使う注文管理の仕組みを作ってほしい」という依頼があったとします。 SEはまずお客さんの話をよく聞き、何が必要かを整理します。 そのうえで、「どんな画面を作るか」「どこにデータを保存するか」「どんな順番で処理を動かすか」といった設計図を描いていきます。
プログラムを直接書くよりも、「考えて決める」工程がメインになることが多いです。
PG(プログラマー)とは
PG(プログラマー)は、SEが作った設計図をもとに、実際にプログラムを書く仕事です。
プログラムとは、コンピュータへの指示書のようなもの。 「この画面のボタンを押したら、この動作をしてね」という指示を、決まった文法(プログラミング言語)で記述します。
業務系のシステム(社内の管理ツールや業務アプリなど)を作るPGもいれば、Webサービスやアプリの機能を作るPGもいます。
SEとPGは分かれているとは限らない
小規模な開発現場では、SEとPGの境目があいまいなことも多いです。 設計もコードも同じ人が担当する、ということは珍しくありません。
特に未経験からの入社直後は「まずPGとしてコードを書く経験を積み、その後SEとして設計を担当する」という流れをたどる職場が一般的です。
1日の流れ(例)
ここでは、業務系システムの開発会社に勤めるPG1年目の一日を例にご紹介します。
9:00 出社・メールやチャットの確認
前日の作業で気になった点を上司・先輩に共有する。
9:30 朝のミーティング
チーム全員で「今日やること」「困っていること」を短く話し合う。
10〜15分程度で終わることが多い。
10:00〜12:00 コーディング作業
担当している機能のプログラムを書く。
わからないことがあれば先輩に質問しながら進める。
13:00〜14:00 テスト・動作確認
書いたプログラムが正しく動くかどうかを確認する。
意図しない動作(バグ)が見つかれば修正する。
14:00〜16:00 設計書の読み込み・翌日分の準備
次に作る機能の設計書を読んで内容を理解する。
疑問点をまとめておく。
16:00〜17:00 先輩・上司へのレビュー依頼と対応
書いたコードを確認してもらい、指摘があれば直す。
これが一番の学びの時間になることも多い。
17:30〜18:00 退勤
翌日のタスクを簡単にメモして終業。
向いている人
「なぜ?」「どうして?」と考えるのが好きな人
プログラムが思い通りに動かないとき、その原因を探す作業が必ず発生します。 これを「デバッグ」と呼びます。
「どこがおかしいんだろう」と地道に調べていくのが苦にならない、むしろ面白いと感じられる人は、この仕事に向いています。
細かいことにも丁寧に向き合える人
プログラムはほんの小さなミス(たとえばカンマひとつ、スペースひとつ)でも正しく動かなくなります。 丁寧に・正確に作業することが好きな人には、コードを書く仕事がフィットしやすいです。
チームで動くのが苦にならない人
IT開発の現場は、基本的にチームで仕事を進めます。 「自分の担当部分が出来上がったら、次の人に渡す」という連携が欠かせません。
報告や相談をこまめにできる人、困ったときに声をあげられる人は、チームに溶け込みやすく成長も早い傾向があります。
新しいことを学ぶのが嫌いじゃない人
IT技術は日々変化しています。 プログラミング言語やツールも、少しずつアップデートされたり、新しいものが登場したりします。
「知らないことを調べて覚えていく」ことが自然にできる人は、長くこの仕事を続けやすいです。
未経験から目指すには
「未経験OK」の求人は実際にある
SE・PGの職場では、未経験を歓迎している企業が比較的多いです。 特に20代の若い方は、ポテンシャル(将来の伸びしろ)を重視されることが多く、「資格よりもやる気と素直さを見ている」という採用担当者の声もよく聞かれます。
入社前にできる準備
① 基礎のプログラミングにふれてみる
無料で学べるオンライン学習サービスを使えば、プログラムの基本的な考え方を自分のペースで学べます。 「難しそう」と感じていた方も、実際に手を動かしてみると意外とわかりやすく感じることが多いです。
まずはどんな言語でもいいので、「変数ってなに?」「繰り返し処理ってどういうこと?」という入口だけ体験しておくと、面接でも「勉強しています」と伝えられます。
② IT業界の用語に慣れておく
SE・PGの求人票や仕事説明には、「開発フロー」「要件定義」「テスト工程」といった用語が出てきます。 事前にひととおり調べて意味を知っておくと、面接での会話がスムーズになります。
③ 資格の取得は必須ではないが一定の効果がある
「基本情報技術者試験」は、ITに関する基礎知識を問う国家資格です。 取得していると「勉強に取り組んだ実績」として評価されることがありますが、必須ではありません。 まずは仕事に就くことを優先し、働きながら挑戦するケースも多いです。
キャリアパス
ステップ1:PGとして基礎を固める
最初の1〜2年は、先輩から設計書をもらいながらコードを書くことが中心です。 「動くものを作れる」という実感を積み重ねていく時期です。
ステップ2:SEとして設計を担当する
コーディングに慣れてくると、設計の仕事に関わる機会が増えます。 「どう作るか」を考える立場になることで、仕事の視野がぐっと広がります。
ステップ3:リーダー・プロジェクト管理へ
さらに経験を積むと、チームをまとめる「テックリード」や、プロジェクト全体を管理する「PMポジション(プロジェクトマネージャー)」を目指す道が開けます。
専門性を深める道もある
「管理職よりも技術を極めたい」という方には、特定の技術領域のスペシャリストとして歩む道もあります。 たとえば、データベース(情報を管理する仕組み)の専門家、セキュリティの専門家などです。
どちらの方向に進むかは、本人の適性や希望次第で選べるのがIT職種の良いところです。
よくある質問
Q. 文系出身でもなれますか?
なれます。 現在の開発現場には、文系出身のエンジニアが数多く活躍しています。 プログラミングは理系の知識よりも「論理的に物事を考える力」が大切で、文系で培ったコミュニケーション力や読解力が活きる場面も多いです。
Q. 最初から高い技術力がないと採用されませんか?
未経験OKの企業では、入社時点でのスキルよりも「意欲・素直さ・地道に取り組める姿勢」を見ているところが多いです。 実際の技術は、入社後の研修や実務を通じて身につけていくものです。
Q. 業務系とWebでは何が違いますか?
業務系システムは、企業や組織が社内で使う管理ツールや業務アプリなどを指します。 Webは、インターネット上で動くサービスやサイトの開発です。 どちらも「プログラムを書いてシステムを作る」という本質は変わりませんが、使う技術やツールが異なります。 最初からどちらかを強く希望するよりも、入社した環境でまず経験を積み、その後自分に合う方向を選んでいく方が現実的です。
Q. 在宅勤務(リモートワーク)はできますか?
職場によって異なります。 開発の仕事はパソコンとインターネット環境があれば進めやすい面もあり、リモートワークを取り入れている企業は増えています。 ただし、新人のうちは出社して先輩に相談しやすい環境を整えているケースも多いです。 求人票や面接の場で確認してみましょう。
Q. 残業は多いですか?
開発の現場によって異なります。 プロジェクトの締め切り前は忙しくなることもありますが、メリハリをつけて働ける職場も増えています。 求人を選ぶ際は、残業の実態を確認するのがおすすめです。面接で「繁忙期の働き方」を聞くのは、ごく自然な質問です。
SE・PGは、未経験から始めて着実にスキルを積み上げられる仕事のひとつです。 「パソコンは好き」「新しいことを覚えるのは嫌いじゃない」という気持ちがあれば、十分なスタートラインに立てます。
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