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職種図鑑2026/5/27

警備の仕事って何をするの?未経験から挑戦

警備の仕事は、施設・イベント・交通誘導など種類が豊富で、未経験・無資格からスタートできる職種のひとつです。「体力に自信がある」「人の安全を守りたい」と思っている20代にとって、挑戦しやすい環境が整っています。この記事では仕事内容・1日の流れ・キャリアパスをわかりやすく解説します。

警備の仕事と聞くと、「ただ立っているだけ?」というイメージをもつ人もいるかもしれません。でも実際は、人の安全を守るという責任ある仕事で、種類もバリエーションも豊か。未経験からでもチャレンジしやすく、20代の若手が活躍しているフィールドのひとつです。

この記事では、警備の仕事の全体像をやさしく解説します。「自分にできるかな」と感じている方も、ぜひ最後まで読んでみてください。


仕事内容

警備の仕事は大きくわけると、いくつかのカテゴリーに分かれています。どのカテゴリーに就くかによって、日々の仕事の内容はかなり違います。

施設警備

ショッピングモール・オフィスビル・病院・工場など、決まった施設の安全を守る仕事です。入口での受付対応、館内の巡回、不審者や不審物の確認が主な役割になります。来館者と接する機会が多いため、案内や誘導も業務のひとつです。

交通誘導警備

工事現場や道路工事の現場で、通行人や車両を安全に誘導する仕事です。屋外での立ち仕事が中心になります。工事の進み具合に合わせて配置が変わることもあり、現場ごとに環境が変わるのが特徴です。

イベント警備

コンサート・スポーツ観戦・お祭りなど、人が大勢集まる場所での誘導・整理を担当します。お客さんが安全に楽しめるよう、混雑した場所でのフロー(流れ)管理が求められます。にぎやかな現場が好きな人には向いています。

貴重品輸送・現金輸送

現金や重要書類などを安全に届ける仕事です。専用車両に乗って移動しながら作業します。厳格な手順があり、責任感の強い人に向いています。

機械警備(巡回型)

カメラやセンサーと連動しながら、異常があった際に現場へ急行して確認・対応する仕事です。夜間対応や緊急時の初動対応が含まれます。


1日の流れ(例)

ここでは施設警備の一例として、ショッピングモールでの1日をイメージしてみます。

  • 8:45 出勤・引き継ぎ確認。前のシフトの担当者から特記事項を共有してもらう
  • 9:00 開館前の館内巡回。照明・非常口・設備の異常がないかチェックする
  • 10:00 開館。入口に立ち、来館者の案内対応を始める
  • 12:00 交代で休憩。食堂やスタッフルームで過ごす
  • 13:00 館内巡回と定位置での立哨(たちしょう・決まった場所での見張り)を繰り返す
  • 15:30 迷子・落とし物の対応が入ることも。丁寧に状況を確認して対応する
  • 17:00 夕方のピーク時間帯。来館者が増えるため、混雑箇所での誘導を行う
  • 19:00 交代シフトへ引き継ぎ。業務日誌に記録を残して退勤

シフト制で働く職場が多いため、勤務時間は日によって異なります。夜間や深夜のシフトがある施設もあります。


向いている人

警備の仕事には、こんな人が活躍しやすいと言われています。

責任感のある人 人の安全を守る仕事です。「誰かのために動きたい」「まかされたことはきちんとこなしたい」と感じる人は、やりがいを見つけやすいでしょう。

体を動かすことが苦にならない人 立ち仕事・巡回・屋外作業など、体を使う場面が多くあります。デスクワークよりも体を動かしていたいという人には合っています。

コミュニケーションが丁寧にとれる人 来館者への案内や、工事現場での車両誘導など、人に対してわかりやすく伝える場面がたくさんあります。穏やかに・はっきり話せる人は強みになります。

落ち着いて状況を判断できる人 緊急時や予想外の場面でも、冷静に動けることが求められます。「焦らず対処したい」「手順をしっかり守りたい」という気質の人には向いています。

変則的な時間帯でも働けそうな人 早朝・深夜・休日対応など、シフトが多様です。生活リズムに柔軟性がある人は対応しやすいでしょう。


未経験から目指すには

警備の仕事は、特別な学歴や職歴を問わない求人が多く、未経験の20代でもチャレンジしやすい職種のひとつです。

入社後に研修がある

警備業界では、法律のルールとして入社後に一定時間の研修を受けることが定められています。業務の基礎知識・緊急時の対応手順・法的なルールなどを学ぶため、まったくの知識ゼロからでも安心してスタートできます。

資格は入社後に取得するケースが多い

警備員として活躍するにあたって、「警備員指導教育責任者(けいびいんしどうきょういくせきにんしゃ)」や「警備業務検定」などの資格があります。ただし、こうした資格は入社後に実務を積みながら取得していくケースがほとんどです。最初から持っていなくても採用されます。

最初の配属で経験を積む

未経験者は施設警備や交通誘導からスタートすることが多いです。現場でのルーティン(日々の決まった流れ)を覚えながら、少しずつ判断力や対応力を身につけていきます。

服装・身だしなみに気をつける

警備員は「制服を着た社会の顔」とも言われます。清潔感のある身だしなみ・きびきびとした立ち居振る舞いは、採用面接でも見られるポイントです。


キャリアパス

警備の仕事は、経験を積むほど選択肢が広がっていく仕事です。

現場リーダー・班長

経験を重ねると、現場を仕切るリーダー的な立場になれます。後輩への指導・指示出し・スケジュール管理など、マネジメント(管理・監督)に近い役割を担います。

警備員指導教育責任者

資格を取得すると、新人研修や教育を担当できるポジションへのステップアップが見えてきます。現場に出るだけでなく、後進を育てる役割も加わります。

施設管理・セキュリティ責任者

大型施設や企業のセキュリティ(安全管理)全体を任される立場へ成長できる可能性があります。警備経験に加えて、施設運営の知識が加わることで、より専門性の高いポジションを担うことになります。

機械警備・テクノロジー方面へのシフト

カメラ・センサー・AI(人工知能)を使った機械警備の分野は、これからも広がっていく領域です。テクノロジーに興味がある人は、この方向でスキルを伸ばす選択肢もあります。

独立・開業

経験と資格を十分に積んだうえで、警備会社の立ち上げを目指す人もいます。業界知識と人脈(じんみゃく・人とのつながり)を活かせるキャリアのひとつです。


よくある質問

Q. 体力に自信がなくてもできますか?

A. 立ち仕事が中心なので、ある程度の体力は必要です。ただし、「マラソン選手並みの体力が必要」というわけではありません。日常的に歩いたり体を動かすのが苦でなければ、多くの人がなじんでいける仕事です。体力は働きながら自然とついてくることも多いです。

Q. 夜勤や深夜の仕事はありますか?

A. 施設によっては24時間体制で警備が必要なため、深夜帯のシフトがある現場もあります。ただし、すべての現場が深夜ありというわけではなく、日中のみの求人も多くあります。希望するシフト帯を事前に確認することをおすすめします。

Q. 女性でも活躍できますか?

A. はい、女性警備員の需要は年々高まっています。商業施設・病院・イベント会場など、女性スタッフの対応が求められる場面が多く、採用も積極的に行われています。

Q. 資格なしで応募できますか?

A. ほとんどの求人で、入社前の資格は不要です。法律で定められた入社後の研修があるため、知識ゼロからのスタートが一般的です。入社後に資格取得をサポートしてくれる会社も多くあります。

Q. 複数の現場を経験することはありますか?

A. 会社によっては、さまざまな現場に派遣されるかたちで働くケースもあります。「いろんな場所を経験したい」という人にとっては、変化があって楽しめる一方、「一つの場所に腰を落ち着けたい」という希望がある場合は入社前に確認しておくと安心です。


警備の仕事は、「人の安全を守る」という社会的にとても大切な役割を担っています。未経験でも研修から始められ、経験を積みながらステップアップできる環境が整っているので、20代の転職候補として十分に検討する価値があります。「何か手に職をつけたい」「体を動かしながら働きたい」と思っている方は、ぜひ一度求人をのぞいてみてください。

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