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職種図鑑2026/5/27

Webデザイナーってどんな仕事?未経験から目指せる

Webデザイナーは、ウェブサイトの見た目や使いやすさをデザインする仕事です。「絵が得意じゃないと無理?」「文系でもなれる?」といった疑問に答えながら、仕事内容・1日の流れ・未経験からの目指し方まで、20代の転職検討者に向けてやさしく解説します。

「パソコンでおしゃれなサイトをつくっている人」というイメージをもつ方も多いかもしれません。でも、Webデザイナーの仕事はビジュアルをつくることだけではありません。

見た人が「使いやすい」「わかりやすい」と感じるデザインを考えることが、この仕事のいちばんの醍醐味です。

この記事では、Webデザイナーの仕事内容から、未経験でも目指せるルートまで、ひとつひとつ丁寧に解説していきます。


仕事内容

Webデザイナーは、ウェブサイトやアプリの「画面まわり」を担当します。具体的には次のようなことをおこないます。

  • デザイン制作: バナー・アイコン・ページ全体のレイアウトを作成する
  • コーディング: HTML・CSS(ウェブページを構成するプログラム言語)を使って、デザインをブラウザで表示できる形に仕上げる
  • クライアントやチームとのやりとり: 「どんなサイトにしたいか」を聞きとり、ニーズに合ったデザインに落とし込む
  • 修正・改善: 公開後のデータをもとに、より見やすく・使いやすいデザインに磨き上げる

「デザインだけ」「コーディングだけ」という分業が進んでいる会社もあれば、ひとりで両方こなす会社もあります。未経験から入る場合は、まずどちらか一方を担当することが多いです。

デザインツールについて

現場でよく使われるのは、グラフィック編集ソフトや画面設計ツールです。代表的なものに「Figma(フィグマ)」「Adobe Photoshop(フォトショップ)」「Adobe Illustrator(イラストレーター)」などがあります。これらは独学でも習得できる範囲なので、転職前に少しふれておくと安心です。


1日の流れ(例)

制作会社に勤めるWebデザイナーの、一般的な1日のイメージを紹介します。

時間帯活動内容
午前メールや社内チャットのチェック・今日のタスク整理
午前〜昼前バナーやページデザインの制作作業
昼休み休憩・ランチ
午後前半クライアントや担当者へのデザイン確認・修正対応
午後後半コーディング作業・素材の書き出し
夕方進捗の共有・翌日のタスク確認

プロジェクトの進み具合によって、一日の優先順位はかわります。締め切り前は集中して制作に時間をかける日もあります。

作業のほとんどはパソコン画面と向き合う時間になりますが、チームメンバーや担当者と話し合う場面もちゃんとあります。「黙々とひとりで作業したい」という人にも「人とのやりとりが好き」という人にも、それぞれ楽しめる場面がある仕事です。


向いている人

Webデザイナーという仕事に興味をもつ人の中には、「自分に向いているのかな?」と不安を感じている方もいるかもしれません。

こんな特徴がある人は、ぜひ前向きに検討してみてください。

  • 「見やすさ」や「使いやすさ」が気になる人 街の看板、アプリの画面、お店のメニューを見て「もう少しこうしたほうが伝わるのに」と感じたことがある人は、デザイン的な感覚がすでに育っています。

  • 好きなことを深掘りするのが得意な人 デザインのトレンド(流行)は移り変わります。「最近どんなデザインが流行っているんだろう?」と自然に興味を向けられる人は、仕事を楽しみながら成長しやすいです。

  • 手を動かしながら学ぶのが好きな人 座学より「まずやってみる」スタイルが合う人は、ツールの習得が速い傾向にあります。試しながら身につけるのが、この仕事のスキルアップの基本です。

  • 相手の立場に立って考えられる人 デザインは自分の好みを表現するだけでなく、「見る人にどう伝わるか」を考える仕事でもあります。共感力や想像力が活きる場面がたくさんあります。

  • コツコツ積み上げることが苦にならない人 1ピクセル(画面の最小単位)のズレを調整したり、何度も修正を重ねたりする作業があります。細かい部分にきちんと向き合える姿勢は、この仕事の大きな強みになります。

美大・芸大の出身でなくても、センスに自信がなくても、「好き」という気持ちと学ぶ意欲があれば着実に成長できる職種です。


未経験から目指すには

「デザインの勉強なんてしたことない」という方でも、Webデザイナーへの転職は十分に可能です。実際に、他業種から転職してきた人も多い職場です。

①基礎知識をひとつずつ身につける

まずは次の2つの軸で学び始めるのがおすすめです。

  • デザインの基礎: 色・フォント(文字の種類)・レイアウトの考え方
  • コーディングの基礎: HTML・CSSの書き方

どちらもオンライン学習サービスや書籍で学べます。「難しそう」と感じるかもしれませんが、初歩の段階は思ったより取り組みやすいです。まず触ってみることが大切です。

②ポートフォリオ(作品集)をつくる

転職活動でもっとも重要な準備が、ポートフォリオをつくることです。「どんなものが作れるか」を採用担当者に伝えるための作品集です。

練習で作ったサイトのデザイン案でも構いません。自分のスキルがひと目でわかるように、丁寧にまとめておきましょう。

③スクールや独学、どちらが合っているかを考える

デザイン専門のスクールに通う方法と、独学で進める方法の、どちらにもメリットがあります。

  • スクール: カリキュラムが整っていてわからないことを質問しやすい。費用はかかるが、短期間でまとめて学べる
  • 独学: 自分のペースで進められる。費用を抑えやすいが、詰まったときに解決策を自力で探す必要がある

どちらが合うかは人によって異なります。「まずは独学で試してみて、必要なら通う」という段階的なアプローチをとる方も多いです。

④未経験歓迎の求人にターゲットを絞る

いきなり大手や専門性の高い企業を狙うのではなく、「未経験歓迎」「研修あり」と明記されている求人から検討するのが近道です。入社後に先輩から学べる環境を選ぶことで、実力を着実に積み上げていけます。


キャリアパス

Webデザイナーとしての経験を積むと、さまざまな方向に成長できます。

▶ より専門性を高める

  • UIデザイナー: アプリや画面の使いやすさ(インターフェース)をとくに専門的に追求するデザイナー
  • UXデザイナー: ユーザー(使う人)全体の体験設計を担う役割。調査・分析・設計を幅広く手がける
  • グラフィックデザイナー: 印刷物・ブランドロゴなど、Web以外のビジュアル制作に広げる

▶ 幅を広げる

  • ディレクター(進行管理): プロジェクト全体のスケジュールや方向性を管理する役割に進む
  • マーケター: デザインの知識を活かして、広告効果や集客施策に関わる仕事に転じる

▶ 働き方を変える

  • フリーランス: 会社に属さず、複数のクライアントから仕事を受ける働き方
  • 社内デザイナー(インハウス): 一般企業に入社し、自社のウェブ・広告物のデザインをすべて担当する

最初は一般的なWebデザイナーとしてスタートしながら、自分の「得意」や「好き」を見つけて専門化していく人がほとんどです。入口は広く、その後の選択肢も豊富な職種といえます。


よくある質問

Q. 美術の勉強をしていなくても大丈夫ですか?

まったく問題ありません。現役のWebデザイナーの中にも、文系出身・理系出身・まったく別の業種から転職してきたという人がたくさんいます。デザインの基礎は学べるものなので、最初から「センスがある」必要はありません。学ぶ意欲のほうがずっと大切です。

Q. 転職前にどのくらいのスキルが必要ですか?

「完璧に使いこなせる」レベルでなくても転職は可能です。HTMLとCSSの基礎が書ける、デザインツールを一通り触ったことがある、ポートフォリオが数点ある──この3つが揃っていれば、未経験歓迎の求人に応募できる準備として十分なことが多いです。

Q. フリーランスになるにはどのくらいかかりますか?

人によって異なりますが、会社員として2〜3年ほど経験を積んでから独立するケースが一般的に多いといわれています。実績やつながりを作ってから動くと、安定して案件を受けやすくなります。焦らずじっくり経験を積むのがおすすめです。

Q. 在宅勤務はできますか?

パソコンと通信環境があれば作業できるため、リモートワーク(在宅勤務)に対応している職場は比較的多い傾向にあります。ただし会社の方針によって異なるため、求人票や面接時に確認するのがよいでしょう。

Q. 未経験者が最初に覚えるべきことは何ですか?

HTMLとCSSの基礎、それからデザインの基本的な考え方(色・余白・フォントの使い方)の2軸を同時に学ぶのが効率的です。どちらか片方だけでなく、両方の感覚をバランスよく育てていくとスムーズです。


Webデザイナーは、「ものをつくる楽しさ」と「人の役に立つ実感」を同時に味わえる仕事です。最初から完璧に準備できている人はいません。小さな一歩から始めてみてください。

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