カスタマーサポートの仕事、実際どんな感じ?
カスタマーサポート・コールセンターは、未経験からでも挑戦しやすい職種のひとつ。電話やチャットでお客さまを支える仕事の流れ、向いている人の特徴、キャリアアップの道筋まで、20代の転職検討者に向けてわかりやすくまとめました。
「人と話すのは好きだけど、営業職はちょっと怖い」 「事務系の仕事に就きたいけど、パソコンスキルに自信がない」
そんなふうに感じている20代の方に、ぜひ知ってほしいのが**カスタマーサポート(コールセンター)**という仕事です。
接客や販売の経験がなくても、コミュニケーションが好きな気持ちさえあれば十分に活躍できる環境が整っています。この記事では仕事の中身から、未経験でのスタート方法、その先のキャリアまで丁寧にお伝えします。
仕事内容
カスタマーサポートとは、商品やサービスを使っているお客さまからの問い合わせに対応する仕事です。
「使い方がわからない」「注文した商品が届かない」「解約の手続きを教えてほしい」といったさまざまな声に、電話・メール・チャットなどを通じて応えていきます。
大きく分けると、次の2種類があります。
- インバウンド(受信型): お客さまからかかってきた問い合わせに答えるスタイル。カスタマーサポートの多くはこちらに当たります
- アウトバウンド(発信型): こちらからお客さまへ電話をかけてフォローや案内を行うスタイル
未経験スタートで多いのはインバウンド型です。マニュアルや研修が整っているため、「何を答えればいいかわからない」という不安は比較的少なく済みます。
業務の流れを大まかに挙げると、以下のとおりです。
- 問い合わせ内容をヒアリングする
- 社内システムや手順書をもとに回答・案内をする
- 対応内容をパソコンに記録する
- 解決できない場合は担当部署へ引き継ぐ
難しそうに感じるかもしれませんが、最初から一人で何もかもこなす必要はありません。チームで助け合いながら進める職場がほとんどです。
1日の流れ(例)
ここでは、インバウンド型のカスタマーサポートで働く場合の、ある1日を例として紹介します。
9:00 出社・準備 パソコンを立ち上げ、その日の連絡事項や新しいマニュアルの更新を確認します。
9:30 電話対応スタート 受信した問い合わせに順番に対応します。1件あたりの対応時間は内容によって異なりますが、数分〜十数分程度が目安です。
12:00 昼休憩 交代制でしっかり休憩が取れます。チームメンバーと話しながら食事する場面も多く、連帯感が生まれやすい環境です。
13:00 午後の対応再開 午前に続き、問い合わせ対応をこなしていきます。慣れてくると、よく聞かれる質問のパターンが見えてきます。
15:00 難しいケースの共有・勉強会 チームで集まり、対応に悩んだ事例を共有したり、知識をアップデートしたりします。この時間が成長につながる大切な場です。
17:00 終業・記録整理 その日の対応記録を確認し、引き継ぎ事項をまとめて退勤します。
シフト制の職場では、朝・昼・夕方と勤務帯が選べることも多く、ライフスタイルに合わせて働きやすいのも特徴のひとつです。
向いている人
カスタマーサポートで生き生きと働いている人には、いくつかの共通点があります。あてはまるかどうか、気軽に確認してみてください。
人の話をじっくり聞くのが好きな人 お客さまが何に困っているかを正確につかむ力が、この仕事の基本です。自分が話すよりも、相手の話をしっかり受け取ることが得意な人にとって、やりがいを感じやすい仕事です。
落ち着いて物事を進めるのが得意な人 問い合わせの内容はさまざまで、ときには感情的になっているお客さまから連絡が来ることもあります。そういった場面でも、あわてずに丁寧な対応ができる人は、チームからも頼りにされます。
調べること・学ぶことが苦にならない人 商品や制度の知識を少しずつ増やしながら仕事するのが、カスタマーサポートの日常です。「知らないことを調べる」プロセスが楽しめる人は、着実に成長できます。
コツコツと積み重ねることが好きな人 毎日の対応を重ねるなかで、確かなスキルが身についていく職種です。華やかさよりも、着実に力をつけていきたい人に向いています。
チームで動くことに安心感を覚える人 わからないことはすぐに聞ける、困ったら助け合える。そういった環境が整っているため、一人で抱え込まず周りと協力しながら働きたい人には、居心地のよい職場になりやすいです。
未経験から目指すには
カスタマーサポートは、未経験からのスタートを受け入れている職場が多い職種です。入社前に特別な資格や経験がなくても、研修制度が整っていれば安心して始められます。
入社後の研修で基礎を学ぶ
ほとんどの職場では、入社後に一定期間の研修があります。商品・サービスの知識、電話応対の基本、システムの使い方などをひととおり学んでから、実際の対応へ移ります。最初はロールプレイング(模擬練習)を繰り返して慣れていく形がよく見られます。
アルバイト・派遣から始める選択肢もある
コールセンターはアルバイトや派遣社員でのスタートもしやすい職種です。まず短期間で「どんな仕事か」を体感してから正社員を目指す、という進め方も有効です。
転職活動でアピールできること
未経験でも、次のような経験・素質は選考でプラスに働きます。
- アルバイトでの接客・対応経験
- 「相手の立場になって考えることが好き」という気持ちを伝えられること
- パソコンの基本操作(タイピングができる程度で十分なことが多い)
- 電話をためらわずに使えること
「特別なスキルがない」と感じていても、日常の経験のなかにアピールポイントは必ずあります。
キャリアパス
カスタマーサポートは「入り口」として優秀な職種であるだけでなく、そこから広がるキャリアの可能性も豊かです。
リーダー・スーパーバイザーへのステップアップ
対応スキルや知識が深まってくると、チームのメンバーをまとめるリーダー職や、スーパーバイザー(SV)と呼ばれる管理担当に昇格するルートがあります。新人メンバーのサポートや、対応品質の管理などを担います。
品質管理・教育担当へ
対応の質を向上させる「品質管理」や、新人向け研修を担当する「トレーナー」への転換も、サポート経験者が活躍しやすい道です。
他部署・他職種へのキャリアチェンジ
お客さまの声を日々聞いてきた経験は、企画・マーケティング・商品開発の部署でも大きな強みになります。「お客さまが何に困っているか」を肌感覚で理解している人材は、さまざまな場面で重宝されます。
同業他社や異業種でも通じるスキル
電話応対のスキル、傾聴力、情報を整理して伝える力は、業界を問わず求められる能力です。一度身につけると、転職市場でも強みとして活かせます。
「最初の一歩」として飛び込んでも、長期的に成長し続けられる仕事です。
よくある質問
Q. 研修はどのくらいの期間ありますか?
職場や担当する商品・サービスによって異なりますが、目安として数日〜数週間の基礎研修があり、その後もサポート体制が続く職場が多いです。いきなり一人で対応させられることは少ないので、安心してください。
Q. パソコンが得意でなくても大丈夫ですか?
文字を打つ(タイピング)ことができれば、多くの職場では問題ありません。業務で使う社内システムも、入社後に一から教えてもらえるのが一般的です。
Q. 在宅勤務(テレワーク)はできますか?
職場によっては、一定の経験を積んだあとに在宅勤務を選べる環境が増えています。求人票に「テレワーク可」と記載があるかどうか、応募前に確認してみましょう。
Q. 1日に何件くらい対応しますか?
扱う商品の種類や1件あたりの対応時間によって大きく変わるため、一概には言えません。面接や説明会で「平均的な件数感」を確認しておくと、入社後のイメージが持ちやすくなります。
Q. 未経験でも正社員として採用されますか?
未経験歓迎の正社員求人は多く出ています。「とにかく学ぶ意欲がある」「丁寧に対応したい」という姿勢を伝えることが、選考を通過するうえで大切です。
カスタマーサポートは、「人の役に立つ実感」を日々得られる仕事です。
最初は不安があって当然ですが、しっかりとした研修とチームの支えがある環境で、着実にスキルを積んでいける職種でもあります。「まずは話を聞いてみようかな」という気持ちが芽生えたなら、求人を覗いてみるところから始めてみてください。
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