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職種図鑑2026/5/27

内勤営業・プリセールスってどんな仕事?

「外回りなしで営業をしてみたい」「人と話すのは好きだけど、体力に自信がない」そんな人に知ってほしい職種が、内勤営業・プリセールスです。この記事では仕事内容から1日の流れ、未経験からの目指し方までをわかりやすくまとめています。

「営業職に興味はあるけれど、毎日外回りするのは不安」「電話やオンラインで人と話すのは得意」という方に、ぜひ知っておいてほしい職種があります。

それが内勤営業(インサイドセールス)やプリセールスと呼ばれる仕事です。

外に出ずに会社の中から顧客と関わり、案件を動かしていく。その具体的な中身をこの記事で丁寧にお伝えします。


仕事内容

内勤営業(インサイドセールス)とは

内勤営業とは、オフィスや自宅などの拠点から、電話・メール・オンライン会議ツールを通じてお客さまにアプローチする営業スタイルです。

外回り営業(フィールドセールス)と対比されることが多く、移動の代わりに「いかに多くのお客さまと質の高いコミュニケーションをとれるか」が腕の見せどころになります。

主な業務としては、以下のようなものがあります。

  • 問い合わせや資料請求をしてきたお客さまへの最初のご連絡
  • 電話・ビデオ通話を使った商品・サービスの説明
  • お客さまの課題や状況をヒアリングして記録する
  • 商談の日程調整や提案書の作成
  • 外回り営業チームへの案件の引き渡し・情報共有

「営業」と聞くと飛び込みや押し売りをイメージする方もいますが、内勤営業はすでに興味を持っているお客さまと話すことが多く、会話のハードルは比較的低めです。


プリセールスとは

プリセールスは「商談が成立する前(プリ=事前)」の段階を専門に担う仕事です。特にITサービスやソフトウェア、業務システムなど、少し専門的な商材を扱う会社でよく置かれています。

具体的には、

  • お客さまの業務課題を丁寧に聞き取る(ヒアリング)
  • 「この課題には、こんな使い方が合っています」と説明・提案する
  • 実際にシステムを動かして見せる(デモンストレーション)
  • 提案書や導入事例の資料をつくる
  • 営業担当者と一緒に商談に同席し、専門的な質問に答える

といった業務が中心です。

内勤営業より一歩踏み込んで「課題解決の提案」に携わるイメージで、お客さまの信頼を築く重要な役割を担っています。


内勤営業とプリセールスの違いをざっくり整理すると

内勤営業プリセールス
主なミッション見込み客への接触・案件育成商談前の提案・課題整理
よく使うスキルコミュニケーション・ヒアリング提案力・商材への理解
チームとの連携外回り営業チームへの橋渡し営業・エンジニア両方と協力

どちらも「外に出なくてもできる営業職」という共通点があり、未経験からチャレンジしやすい入り口として注目されています。


1日の流れ(例)

ここでは、IT系の会社でプリセールス・内勤営業を兼ねた職種の1日を例として紹介します。

9:00 出社・メールチェック 前日の問い合わせや、商談後にいただいた質問メールに目を通します。返信が必要なものは午前中に対応します。

9:30 チームの朝礼 営業チーム全体で当日の商談予定や案件の状況を共有します。「この会社は今週が検討のヤマ場」などの情報を把握しておくと、午後の動きがスムーズになります。

10:00 ヒアリングのオンライン商談(1件目) 初めてコンタクトするお客さまとのビデオ会議です。相手の課題や現在の状況をヒアリングしながら、自社サービスの方向性を簡単にご説明します。

11:00 提案書・資料の作成 ヒアリングの内容をもとに、次回以降の商談で使う提案書をまとめます。お客さまの言葉をそのまま使って課題を整理すると、「ちゃんとわかってもらえた」と感じてもらいやすくなります。

13:00 昼休憩

14:00 デモンストレーション(2件目の商談) 興味を持ってくださっているお客さまに、実際にサービスの画面を動かしながら説明します。「実際に操作している様子」を見てもらうことで、導入後のイメージが伝わりやすくなります。

15:30 外回り担当との連携・情報共有 今日ヒアリングした案件を外回り担当に引き継ぎます。「こんな課題を持っていて、予算感はこのくらい」といった情報をきちんと伝えることが次のステップにつながります。

16:00 翌日の商談準備 翌日の商談の相手先について事前に調べ、どんな提案が刺さりそうかを考えておきます。

17:30 業務終了

オフィスに居ながらも複数のお客さまと接点を持てるため、1日の充実感は高い職種です。


向いている人

話すことより「聴くこと」が好きな人

内勤営業やプリセールスは、一方的に商品を売り込む仕事ではありません。お客さまが「何に困っているか」を丁寧に聞き出すことが仕事の核心です。

自分が話すよりも、相手の話に耳を傾けることが自然とできる方は、この仕事のやりがいを感じやすいと思います。

書いて伝えることが苦にならない人

提案書やメールでのやり取りが多い職種のため、文章でわかりやすく伝える力は大きな武器になります。ブログや日記、SNSの発信など、書くことに慣れている方には強みを活かしやすい環境です。

几帳面(きちょうめん)に記録・管理するのが得意な人

お客さまとのやり取りの記録、案件の進捗管理、チームへの情報共有など、細かな管理業務が発生します。「今どの案件がどの段階か」を整理しながら動ける方は、チームからも信頼されやすくなります。

「人の役に立つ瞬間」に喜びを感じる人

お客さまが「そういう解決方法があったのか」と腑に落ちてくれる瞬間、商談がうまくいって感謝されたとき、そこに強いやりがいを感じられる方は、この仕事を長く続けられると思います。

チームで動くことが好きな人

内勤営業・プリセールスは、外回り担当やエンジニア、カスタマーサポートなど、複数のチームと連携しながら動きます。自分だけで完結しない分、「チームで成果を出す」ことへの充実感が大きい職種です。


未経験から目指すには

営業の経験は必須ではない

内勤営業やプリセールスを募集している企業の多くは、「営業経験がある人だけ」を求めているわけではありません。むしろ「コミュニケーション力」「学習意欲」「論理的に話せるか」といった素養を重視する傾向があります。

接客業・販売職・コールセンターなどの経験がある方は、「人と話す仕事の経験がある」という点でアピールしやすいです。もちろんまったくの社会人未経験でも、若さと学ぶ姿勢を評価してくれる職場もあります。

まず「電話やオンラインでの会話」に慣れておく

この仕事の大半は、電話やビデオ会議での会話で成り立っています。友人との通話やオンライン面接の練習を通じて、「画面越しに自分を伝える感覚」を身につけておくと、選考でも働き始めてからも役立ちます。

扱う商材への興味を持っておく

IT・SaaS(クラウドサービス)・人材・不動産・保険など、内勤営業やプリセールスの求人はさまざまな業界に存在します。自分が「これなら説明するのが楽しそう」と感じられる分野から探してみると、入社後の学習意欲も続きやすくなります。

転職エージェントの活用がおすすめ

「未経験可」の求人は数が多いため、自分に合った職場を見極めるのが難しいこともあります。転職エージェント(求職者の転職活動をサポートしてくれるサービス)を使うと、自分の強みと求人のマッチ度を相談しながら絞り込めるので活用してみてください。


キャリアパス

内勤営業・プリセールスは、キャリアの「出発点」としても「専門職」としても成長できる職種です。代表的な進み方をいくつか紹介します。

外回り営業(フィールドセールス)へのステップアップ

内勤営業でお客さまとのやり取りや案件管理を身につけたあと、より深く顧客に関わる外回り営業に転換するルートがあります。内勤で鍛えたヒアリング力・提案力は、そのまま外回りの現場でも活きます。

プリセールス・セールスエンジニアの専門家へ

プリセールスとして経験を積むにつれ、扱う商材への理解が深まります。特にITや技術的な商材を扱う場合は「セールスエンジニア(技術的な知識を持った営業専門職)」として認められるようになり、専門性の高いキャリアを築けます。

マーケティングや企画職へ

お客さまの声を日々聞き続ける内勤営業・プリセールスは、「どんな課題を持つ人が多いか」「どんな言葉に反応するか」という肌感覚が自然と育ちます。その経験を活かして、商品企画やマーケティング(集客・販促の仕事)へ転身する人も少なくありません。

チームリーダー・マネジャーへ

実績を積むと、後輩の育成やチームの目標管理を担うリーダーポジションを任されることもあります。個人の成果だけでなく、チーム全体を動かす経験が積めるのも、この職種の魅力のひとつです。


よくある質問

Q. 理系の知識がないとプリセールスは難しいですか?

A. 商材によりますが、文系出身や理系以外のバックグラウンドを持つ方も多く活躍しています。技術的な知識は入社後に業務を通じて身につけていくケースがほとんどで、「わかりやすく伝える力」のほうが最初は大切にされることが多いです。

Q. 在宅勤務(リモートワーク)はできますか?

A. 内勤営業・プリセールスはオンライン完結の業務が多いため、リモートワークに対応している職場は比較的多い傾向があります。ただし企業によって方針が異なるため、求人票や面接で確認してみるといいでしょう。

Q. 未経験でも最初から電話対応できるか不安です

A. ほとんどの職場にはトークスクリプト(話す内容の流れをまとめたメモ)や先輩によるロールプレイング(練習)の研修が用意されています。最初からひとりで対応させられることは少なく、段階的にスキルを身につけられる環境が整っていることが多いです。

Q. 転職活動でアピールできる経験は何ですか?

A. 接客・販売・電話対応・窓口業務など、「人と直接やり取りした経験」はどれも評価されやすいです。また、ゼミや部活でのプレゼン経験、アルバイトでのクレーム対応経験なども、ヒアリング力や冷静さの根拠としてアピールできます。自分の経験を「人と話す力につながるもの」という視点で掘り起こしてみてください。


内勤営業・プリセールスは、「人と関わりながら成長したい」「でも体力勝負の外回りは少し不安」という方にとって、とても入りやすい営業の入口です。

コミュニケーションへの関心と、相手の話を大切にしようとする姿勢があれば、未経験からでも十分に活躍できる職種だと思います。ぜひ一歩踏み出してみてください。

内勤・インサイド・プリセールス未経験20代内勤営業プリセールス転職

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